拍手御礼企画

殺生坊主とネコ娘 【おまけ】






「ほら、こっち向け」
「む、むり!!」

そう言って枕に顔をうずめる朝来は耳まで赤い。
久しぶりの”食事”が純度の高い強力な力だったため理性をなくしていたとはいえ、 自ら男に絡みついて口付けを強請った過去の己に罵倒を浴びせる。
どうしても恥ずかしさで顔を上げられない朝来を宗像はひょいと引き寄せた。

「わっ!」

くるんと仰向けにされて呆気に取られていると、目の前の男がにやりと口角を上げた。

「美味かったか?」
「な、にが……」

上手く言葉を紡げない朝来のぷるんとした唇を、宗像が親指でゆっくりと撫でる。
どこか淫靡なその仕草に朝来がさらに真っ赤になるのを宗像が目を細めて見つめて――。

「俺の味は、極上だろう?」

その囁きと眼差しに宿るダダ漏れな色気に朝来が敵うはずもなく。

成獣したその最初から極上の力を吸収してしまった朝来は、知らない間に宗像以外の力では満足できなくなっていたと気づくのはもう少し後のこと。
してやったりの男の笑顔は、それはそれは輝いていたらしい。


(おしまい)




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※拍手再掲